母比率の差の検定のp値の計算フォームを作りました。2標本の母比率の検定が可能です。
1標本の母比率の検定がしたい方は、次の母比率の検定の計算フォームを参照。
以下、母比率の仮説検定の概要です。計算フォームで算出するp値は次の仮説に基づいたものとなります。
母比率の差の検定
\(x_{11}, x_{12}, \ldots, x_{1n_1}\)を\(Bernoulli(p_1)\)からの\(n_1\)個の無作為標本、\(x_{21} , x_{22}, \ldots, x_{2n_2}\)を\(Bernoulli(p_2)\)からの\(n_2\)個の無作為標本とする。このとき、次の仮説検定を考える。\begin{align}&H_0:\ p_1 = p_2\\ &H_1:\ p_1 \neq p_2\end{align}
補足として、この計算フォームのp値は大標本の下での値となっています。標準正規分布に基づく近似値となっています。
母比率の差の検定 計算フォーム
次のテーブルのsuccess成功数、failureに失敗数を各群AとBに入力するとp-valueの列にp値が表示されます。
A群のsuccessに41、failureに59、B群のsuccessに16、failureに34と記入されているように、データを入力してください。
注意ポイント
注意として、一番右のp値のセルを消したりすると、p値が正しく計算されなくなります。その場合はブラウザの再読み込みをお願いします。
母比率の差の検定について勉強したい方は次の記事を参照。
【統計学】母比率の検定・母比率の差の検定
通常の1標本の母比率の検定や2標本の母比率の差の検定を含む様々な母比率の検定を解説する。 ここでは、Z検定を用いた大標本の下で母比率の検定について紹介し、検定統計量や棄却域の導出を行う。 大標本におけ ...
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また、R言語で母比率の差の検定を実行したい方は次の記事を参照。
【R言語】母比率の検定・母比率の差の検定
R言語で母比率の検定を実行する方法を紹介します。 R言語ではt検定などと同様に、簡単に比率に関する検定を実行することが可能です。 今回は、母比率の検定に関する関数の説明やその実行例をまとめました。 こ ...
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