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【R言語】実行時間の測り方

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【R言語】実行時間の測り方

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R言語で実行時間を計測する関数や実行例を紹介します。

この記事で扱うRスクリプトは以下からダウンロードできます。

実行時間を計測する際のテンプレートとして使ってもらって構いません。

実行時間の計測

実行時間を計測するときに用いる関数をいくつか紹介します。

実行時間を測る際に次の関数System.timeまたはSys.timeを用います。

以下、関数とその引数です。

Sys.time()
system.time(expr, gcFirst = TRUE)
関数system.timeの引数
expr計測したいexpression型のオブジェクト。
gcFirst.logical型。ガーベージコレクションを最初に実行するかどうか。

実行例

System.timeは引数に実行時間を計測する関数を適用し計測できるのに対し、Sys.timeは現在の時刻を返します。

実行例

早速、実行時間の計測の例をみていきます。

次のフィボナッチ数の関数を例に実行時間の計測を行います。

system.timeの場合

関数system.timeで時間を計測するには、次のようにsystem.timeの引数に計測したい関数を渡します。

exTimeを参照すると、ユーザー側の時間やシステムの時間、経過時間が保存されていることが分かります。

これらの値を取得するには次のようにexTimeの各要素を名前で参照します。(インデックスでもできます)

計測した時間をcsvファイルやテキストファイルに保存したい場合は、次のようにデータフレームに格納すると便利です。

Sys.timeの場合

次に関数sys.timeを使った計測方法を紹介します。

Sys.timeの場合、実行すると現在の時間が返されるため、次のように計測したい関数の前と後ろにSys.timeを置きます。

計測開始時間startと終了時間endの差を求めることで実行時間が得られます。

実行時間diffを参照すると2.53002秒であることが確認できます。

また、関数difftimeを用いることで単位の変更を行うことができます。

保存した計測時間は以下の通りです。

まとめ

Rで実行時間を計測する方法を紹介しました。

関数system.timeSys.timeを用いることで測ることができます。

ここでは紹介していませんが、 実行時間を計測するためのパッケージもあるため、そっちを使ってみるのもお勧めです。

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usagi-san

統計学とゲームとかをメインに解説していくよ。 数式とかプログラミングコードにミスがあったり質問があったりする場合はコメントで受け付けます。すぐに対応します。

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